2025/08/02 09:00


自分の中でどう違うのか?って疑問になったのでまとめてみました。


最も簡単な見分け方:飛び方をみるべし!

一番の違いは「飛び方」です。

・コガネムシは、まるで飛行機の格納庫を開けるように、背中の硬い羽を大きく広げてから、その下にある薄い羽で飛び立ちます。

・カナブンは、背中の硬い羽は閉じたまま、まるで側面から滑走路を出すように、すっと薄い羽を出し、スマートに飛び去ります。

まとめると…

丸っこくて、羽を開いて飛ぶのが「コガネムシ」(庭の葉や根に注意!)

平たくて、羽を閉じたまま飛ぶのが「カナブン」(樹液好きの平和主義者)


コガネムシ幼虫 ? カナブン幼虫?:簡単な見分け方

土の中でよく似た白い幼虫を見つけたら、それがコガネムシかカナブンか気になりますよね?

実は、見た目と食性(上の表に書いてあります)で簡単に見分けられます!


コガネムシ幼虫(ジムシ)

  • 見た目:

    • 体全体が白く、体がCの字に曲がっていることが多い。

    • 頭は茶色。

    • 足が比較的しっかりしている。

  • 食性:

    • 植物の根っこを食べる害虫。芝生や野菜、花木の根を食害します。

カナブン幼虫

  • 見た目:

    • コガネムシ幼虫に似ているが、お尻の部分が少し膨らんでいて、体を伸ばして移動することが多い

    • 背中を下にして(仰向けで)移動することもあります。

    • 頭は小さめ。

  • 食性:

    • 腐った落ち葉や朽ち木などの腐植土を食べる益虫(分解者)。植物の根は食べません。


ズバリ見分けるポイント!

一番のポイントは、「何を食べているか」「どう動くか」です。

  • 植物の根元にいて、根が食べられているなら、ほぼ「コガネムシの幼虫」!

  • 腐葉土の中にいて、仰向けでモゾモゾ移動するなら「カナブンの幼虫」の可能性大!

これで見分けられるはずです!



カナブンは、平和主義という事で置いといて...
毎年必ず悩まされる完全なる害虫コガネムシの被害。
その対策についても次回の記事でお送りしたいと思います。笑