2025/08/25 08:00
新芽の葉先が茶色くなる主な原因
新芽の葉先が茶色く、カリカリになったり、しおれたりする原因は、主に水やりの問題、湿度、そして肥料の問題が挙げられます。
1. 水やりの問題(特に過湿)
考えられる原因:新芽が出ている時期は、植物が活発に水分を吸収しますが、土が常に湿った状態だと、根が酸素不足になり、*根腐れを起こしやすくなります。根が傷むと、新しく成長する部分(新芽)にまで水や栄養が行き届かなくなり、葉先が枯れてしまいます。
症状:葉先が茶色くなるだけでなく、全体的に元気がないように見えたり、土からカビ臭い匂いがしたりすることがあります。
対策:水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと与える「乾湿のメリハリ」をつけましょう。
2. 湿度の問題(特に乾燥)
考えられる原因: 新芽は水分を多く含んで柔らかいため、空気が乾燥していると、葉の先端から水分が蒸発しすぎてしまい、水分を保持できなくなり枯れてしまいます。特に、冬場の暖房が効いた部屋や、夏場のエアコンの風が直接当たる場所に置いていると起こりやすいです。
症状:茶色く枯れた部分がパリパリと乾燥しています。
対策:葉水を与える、周囲の湿度を保ちましょう。特に新芽が展開している時期はこまめな葉水が効果的です。
3. 肥料の問題(特に肥料過多)
考えられる原因:新芽が出ている時期に、液体肥料を濃い濃度で与えすぎたり、固形肥料を多量に与えたりすると、肥料焼けを起こすことがあります。肥料の成分濃度が高すぎると、根の水分吸収を妨げ、根を傷つけてしまい、その影響がデリケートな新芽にすぐに現れます。
症状:葉先が茶色くなるだけでなく、根元から葉全体が黄色っぽくなったり、株全体がしおれたりすることがあります。
対策:肥料は、パッケージに記載された規定の濃度を守り、適切な時期に適切な量を与えることが重要です。新芽が出始めたばかりの時期は、まだ肥料を与えず、もう少し葉がしっかりしてからにしても良いでしょう。
まとめ
新芽の葉先が茶色くなる場合、最も可能性が高いのは 「過湿」と「乾燥」 です。
過湿(根腐れ)の場合は、土が湿りっぱなしでないかを確認し、水やり方法を見直しましょう。
乾燥の場合は、周囲の湿度を高める工夫をしてみてください。
どちらかを見極めるには、土の湿り具合や、葉が枯れた部分の質感を(しっとりしているか、パリパリしているか)よく観察することがポイント!