2025/08/25 12:00

バンクシアの花芽分化のポイント

「バンクシアを育てているのですが、花芽が全然つかないんです...」
こんな話をよく耳にします。
せっかく育てているのだから、花を咲かせたい!誰もが思う事ですよね。
今回は、花を咲かせるために大事なポイントを調べ、まとめてみました。


バンクシアの花芽分化を促すには、主に以下の要素が重要になります。


1. 樹の成熟度とサイズ


多くのバンクシアの品種は、ある程度の大きさに成長しないと花をつけにくい傾向があります。具体的には、種から育てた場合、4〜5年ほどで花芽をつける品種もありますが、品種によって差があります。十分な樹高や枝の広がりが、花芽形成の前提となることが多いです。



2. 日照条件

バンクシアは十分な日光を必要とします。一日あたり最低6時間の直射日光が目安とされ、日照不足は花芽の形成を著しく妨げる可能性があります。日当たりの良い場所で管理をすることが重要です。



3. 適切な剪定

バンクシアの花芽は、剪定した場所から伸びてくることが多いです。 (品種によって花の付き方に違いあり!)
剪定をせずに枝を伸ばし放題にしていると、なかなか花がつきにくいことがあります。定期的に適切な時期に剪定を行うことで、花芽をつける場所を確保し、開花を促すことができます。品種によって剪定時期や方法が異なるため、育てている品種に合わせた剪定が重要です。

※剪定について、自分たちの中ではまだまだ未知の部分が多いです。
モット勉強シテオキマス。



4. 土壌と水やり

・水はけの良さ:バンクシアは過湿を嫌い、水はけの良い土壌を好みます。根腐れを防ぐために、排水性を高めることが推奨されます。

・乾燥気味の管理:土の表面が十分に乾いてから水やりを行うのが基本ですが、水切れには弱い側面もあります。鉢植えの場合は特に、乾燥させすぎないよう注意が必要。

・土壌pH:やや " 酸性から中性の土壌 " を好みます。

・リン酸の制限:バンクシアを含むオーストラリア原産の植物には、” プロテオイド根(クラスター根) " という特殊な根を持つものがあります。これはリン酸の吸収能力が非常に高いため、リン酸を多く含む肥料は与えないようにしてください。過剰なリン酸は植物に害を与える可能性があります。



5. 栄養状態

栄養不足も開花を妨げることがあります。ただし、前述のようにリン酸の与えすぎには注意が必要です。


6. 品種特性

バンクシアには非常に多くの品種があり、それぞれの品種で開花時期や花芽分化の条件が異なる場合があります。
例えば、開花時期は5月〜10月の品種もあれば、秋から冬に開花するものもあります。育てているバンクシアの品種に合わせたケアが重要です。




バンクシアの花芽分化は、植物の成長ステージ、環境条件、そして適切な管理が複合的に影響し合って決まります。
美しい花を咲かせるために、これらの点に注意して育ててみてくださいね。

...とわ言っても、なかなか難しいですよね。育てる・管理できる環境は人それぞれ。
そして、同じ品種でも個体差はある。実際こんなまだ若い樹なのに花芽ついてる!なんて事もあれば
もう付いても良いサイズなのに...なぜつかないんだい?って思う物もあります。


まとめていて思ったこと!
まずは育てている植物が元気に、そして丈夫に育ってもらえるように面倒を見てあげるのが大事だと思う!
植物は成熟すれば、ゆっくりかもしれませんが花を付けてくれるはずです!
それまで、楽しく頑張りましょうー!